ハケの森の植物図鑑(1)
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ハケの森の植物たち
ハケの森は東京都小金井市中町にあり、東西150m・南北70-80m・面積約1hrの傾斜地で、 国分寺崖線の一部にあたる。ここに生育する種子植物は、本会の「ほたる村だより」13号 (1997年)に掲載された「ハケの森の植生調査」にリストと2013年4月〜2014年12月の 田中肇の調査を合わせて、239種が記録された。
ここに、ハケの森の種子植物のリストをAPG分類に従って配列し提示した。 APG分類はDNA分析に基づく新しい分類法で、聞きなれない科名や意外な科に所属が 移動した植物(ヤナギ科にイイギリなど)もあるが、図鑑類も徐々にAPG分類を採用しつつ あるので、それに従うことにした。ハケの森は住居跡であるため栽培植物も多く認められたが、 除外せずリストに加えてある。
また、単なるリストに終わらせないため、それら植物の写真と若干の解説を加えた。 そこで用いた用語の解説はリストの末尾に記した。

◆ 裸子植物

イチョウ アカマツ モミ サワラ
(イチョウ科) 風媒花,タヌキなどによる被食散布。花4月。栽培、中国原産。 (マツ科) 風媒花、風散布。新芽の先端に雌花が基部に雄花がつく。花4-5月。在来。 (マツ科) 風媒花、風散布。枝や葉だけでは同定困難。花5月。在来。 (ヒノキ科) 風媒花、風散布。ヒノキに似るが葉裏にX字形の白紋あり。花3-4月。在来。

スギ
(ヒノキ科) 風媒花、風散布。花粉症の主要原因植物。花2-3月。在来。

◆ 被子植物基底群
  DNA配列に基づくAPG分類ではこの分類群から単子葉類と真正双子葉類とが派生したとしている。
サネカズラ ドクダミ コブシ ホオノキ
(マツブサ科) 虫媒花、鳥被食散布。蔓植物で別名ビナンカズラ。花8月。在来。 (ドクダミ科) 受粉せず種子をつくる単為生殖、付着散布。名は体内の毒をためる(矯正する)の意。花5-6月。在来。 (モクレン科) 虫媒花、鳥被食散布。小金井街道に並木あり。花3-4月。在来。 (モクレン科) 虫媒花、鳥被食散布。花5月、径20cm近くなる。在来。

タイサンボク シロダモ センリョウ ヒトリシズカ
(モクレン科) 虫媒花。鳥被食散布。花6-7月。園芸、北米原産。 (クスノキ科) ハエ・アブ媒花。鳥被食散布。花11月。在来。 (センリョウ科) 甲虫媒花。鳥被食散布。花6-7月。在来。 (センリョウ科) ハチ・アブ媒花。散布?。花4月。在来。

フタリシズカ
(センリョウ科) アザミウマ媒花。散布?。花4-5月。閉鎖花6-8月。在来。

◆ 単子葉類
オニドコロ サルトリイバラ シオデ チゴユリ
(ヤマノイモ科) ハチ・アブ媒花。風散布。有毒。ヤマノイモは葉が対生。花7-8月。在来。 (シオデ科) 虫媒花。鳥被食散布。雄花と雌花は別の株につく。花4-5月。在来。 (シオデ科) 虫媒花。鳥被食散布。花7月。在来。 (イヌサフラン科) ハナバチ媒花。鳥被食散布。花4月。在来。

ホウチャクソウ キンラン ササバギンラン キショウブ
(イヌサフラン科) マルハナバチ媒花。鳥被食散布。花4-5月。在来。 (ラン科) ハナバチ媒花。微粒子風散布。花4-5月。在来。 (ラン科)虫媒花,同花受粉。微粒子風散布。花5月。在来。 (アヤメ科) ハナバチ媒花。振動散布。花5月。園芸・帰化。西アジア-欧州原産。

シャガ ノカンゾウ ヤブカンゾウ キツネノカミソリ
(アヤメ科) 三倍体植物で種子はできず、地下茎で繁殖。園芸・帰化。中国原産。 (ワスレグサ科) チョウ媒花。振動散布。花6-7月。在来。 (ワスレグサ科) ノカンゾウの変種。三倍体で種子はできず、地下茎で繁殖。 (ヒガンバナ科) ハチ・チョウ媒花。重力散布。花8月。在来。

スイセン タマスダレ ヒガンバナ
(ヒガンバナ科) 種子はできない。繁殖は鱗茎による。花1-3月。園芸。地中海-中国原産。 (ヒガンバナ科)ハチ・アブ媒花。重力散布。花8-9月。園芸。南米原産。 (ヒガンパナ科)三倍体で種子はできない。繁殖は鱗茎による。花9月。園芸、帰化。中国原産。






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